第32回とんぼ玉教室

今回は、前々回、前回習ったテクニックの再挑戦をした。。

どうしても、綺麗な色合いを出したいと思っての再挑戦です。

金箔を練り込むのは、もう少し上手に玉が作れるようになってからにしようと思います。

前回は白を入れなかったので完成した玉の色が混ざり合って黒っぽい印象の玉になってしまったので、その反省から白を間にはさむ事にしました。

また、白を少なめにするために中引きのひご棒を作ってそれを並べるような感覚で少ない量で白の目立ちすぎを抑える効果を狙うことに。。

用意するガラス棒:

白、透明クリア、緑クリア、青クリア、ヤマブキ色クリア

1.離型剤をステンレス棒に乗せる。

2.白の中引きひご棒を作る。。(2mmくらいの太さ)

3.透明クリアを炙り少し潰しておく。(ベースにするので長方形にするイメージで。)

つぶし過ぎないように注意します。捻ったときにこのクリアが周りを多い模様がくっきり浮かび上がるかポイントになります。

4.つぶした透明クリアガラス棒の片面に濃いクリア系のガラスをしっかり溶かして乗せコテなどで薄く一面に広げる。

(この乗せるクリア系の色の出具合で完成時の色合いが変わります。)

5.同様の要領で白、クリア系有色ガラス棒、白などと順次乗せていく。

白は少なめにする為、細引きひご棒を並べるようにして乗せコテなどで薄くのばします。

5.目標の大きさまで重ねたら、首の部分をバーナーで炙って柔らかくして折り返す。

この時白が表に出ないように気をつけます。

透明クリアで挟み込むイメージ。

6.先端の透明クリアガラスの余分な部分はピンセットなどで、つまんで取り除く。

7.全体を炙って柔らかくする。

8.ピンセットで先端をつまんでしっかり捻りこむ。

捻るとき引っ張らずにラグビーボール状の形状のまましっかり捻ること。

これでパーツ完成。。そのままとんぼ玉作りへ。。

9.離型剤をバーナーでしっかり炙ってそこにラグビーボール状に作り上げたパーツの中央辺りを乗せて一緒に炙る。

この時、離型剤が壊れると失敗するので絶対に動かさずに一気に炙ること。

もう一点の注意点は、心棒とパーツは直角に交差させて乗せる事。(とんぼ玉にまとめるときに苦労します。)

10.少し溶け込んだら、パーツを切り離す為に首の部分をしっかり加熱して切り離す。

ここでも無理に力を加えると離型剤が壊れるのでしっかり溶かして力を加えないように切り離す。

後はパーツ全体を炙ってとんぼ玉の形にまとめる。

ここで、コテやバターナイフを使って両端をまとめ込むイメージ。

(自然に炙ってまとめようとするとなかなか上手くまとまりません。折角の模様が流れてしまいます。)

それと、鉛ガラスを除冷する場合、ゆっくり冷まして、バーミキュライトの中に埋めること。早すぎるとまだ、ガラスが柔らかいので表面が凸凹になってしまう。

折角の作品ですから、最後まで気を抜かないように!!

今回の作品は良くできましたが、残念ながら除冷に失敗し割れてしまいました。

あぁ~!残念!!